重曹ってそもそもなんなの?

重曹の正式名称は「重炭酸曹達(じゅうたんさんソーダ)」。これを略して「重曹」と呼んでいます。ほかにも、炭酸水素ナトリウム(Sodium Hydrogen Carbonate、Sodium Bicarbonate)、重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダなんて名前のついたナトリウム化合物です。
1839年にオースティン・チャーチという医師が重曹を作ったのが始まりで、彼が設立したチャーチ&ドワイト社の重曹「アーム&ハンマー」ブランドの重曹は、世界標準となっています。もちろん日本でも購入可能です。
ちなみにアメリカでは、天然の重炭酸ソーダ石を原料として重曹をつくっていますが、日本国内で生産される重曹は、ソーダ類を製造する過程で、工場で大量に生産された加工品です。ただ、天然物と加工品ではとくに成分に違いはないようです。そのため、日本では純度と品質によって医薬品用、食用、農工業用として普及しています。用途によって使い分けましょう。
重曹のph値は8.2。ごく弱いアルカリ性です。(純粋な水はph値7=中性)
重曹は常温・常圧では安定しており、人体に無害で作用の穏やかな安全な物質だということで環境問題に関心の高い人の間ではよく使われているエコ物質です。
もともと自然界に存在している重曹は、中性洗剤などと違って使用後に水に流して捨てても川や海を汚しません。分解されて自然界に還元されるのです。重曹は、人間だけでなく、環境にもとてもやさしい物質だといえます。